購買のメロンパン

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俺の名前は木下 要(キノシタカナメ) 少し大きな目に後ろでチョコっと縛ってる色素が薄い髪 自分で言うのもなんだがそこらへんの男よりいい男だ。 ナンパだって俺は一回も失敗したことはない… 「なぁーなぁー要…今日合コンがあるんだけど…こないか?」 「いかない…」 俺はメロンパンを食べながら素朴な返事をした。 「えぇーまじかよ…お前がいなきゃ女の子みんな帰っちゃうじゃん」 今話しているのは…俺のダチの中宮 犬(ナカミヤケン) ちなみにコイツのことをイヌと呼ぶと凄まじい勢いでナイフを持って追い回される あの時は恐怖だった 「おまえいつもそうじゃねーかぁー!たまにはおまえの力で女をくどけ」 俺はメロンパンをくわえていたのを忘れて怒鳴ってしまった。 おかげでメロンパンは床に ポスッと悲しい音をたてて 落ちた 「あぁー!お‥おまえのせいで俺のメロンパンナちゃんが落ちちまったじゃねーか(泣)」 俺は少し涙目になりながら犬を怒鳴った 「しらねーよ。っていうかメロンパンナちゃんってなんだよ『ナ』いらねぇだろう」 「くそ…もう一回買ってくる…。」 俺はメロンパンナちゃんを拾いゴミ箱に捨てた 「おい!合コンは?」 「いかねーよ」 俺は80円だけを持って公売へ走った。 。
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