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「…迷惑は掛けて無い!!」
「いいえ!生徒会の仕事をしようとしても、どうにも人の部屋にいるようで変な感覚になるんです…」
「そ、そんなの君だけの意見で」
「どう思いますか木村さん」
佐々木が役員の1人
書記の木村実穂に言った
「私は別に…」
「なら!良いじゃないか!」
「でも苦情があるなら、やめた方が良いのでは?ほら、一応…生徒会長なのだし」
木村は歪んだ口元を隠すように
細い指を口に当てた。
可憐と言われるコイツの裏は
ただのサド女である。
「じゃあ何処に住めと」
「公園があるじゃないですか」
木村はニッコリ上品に微笑み
佐々木は勝ち誇ったように席に戻った
俺。家を無くした。
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