説明的日常

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この話は平凡な人間を取り巻く日常を描く話である 怪しげな組織と戦ったりもしなければ、異世界へ飛んだり跳ねたりもしない。 勿論ある日所属不明のロボットに搭乗し世界平和の為に戦ったりもしない・・・予定である。 そんな世界で普通に生きてる青年がこの物語の主人公である 「何を黄昏てるんだ?青年よ?」 その声に顔を上げると俺の自称友人である加賀谷進次郎がカッコつけたつもりか前髪をワッさぁぁと掻きあげていた。 「あぁ・・・今現在をもって気分が悪くなった。そうだ・・・京都で死のう」 「何か知らんが深刻な悩みのようだな。良ければ俺に話さないか!」 本人的にはキラッと歯が光ってるつもりなんだろうが、残念ながら青海苔がついていた。 そう言えばソースの匂いが漂って来る。 そう言えば昼お好み焼きパンを食べていたなぁ・・・あ、歯に紅生姜もついてら。 「人の心配よりも歯についてる青海苔と紅生姜をなんとかして来いよ」 「ふふん!ちゃんと歯磨きした俺の歯にそんな物がついてる訳が無い!よってそんなブラフには引っかからんぞ!」 きちんと歯磨きしたつもりの自称友人(馬鹿)は口でズギャャャャャャャン!と効果音を言いながらな身体を微妙に捻った変わったポーズを決める。 ・・・・・まぁ・・・一応注意はしたんだ。ほっとこう 「何々何の話?馬加賀谷がまたまた馬鹿やったのか?」
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