第1話 サンタローズの村

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悟空「…かもな」 サンチョ「…長年苦労して見つけだした伝説の剣も抜けずじまいで、結局は突き刺さってた岩ごと持って来てしまいましたものね」 悟空「やっぱ勇者じゃねえといけねえみてえだな…」 カップで顔を隠すようにして、悟空は一気に茶を飲み干した 悟空「――とりあえず岩削んの、またやってみる」 サンチョ「――、悟空どの。やはりドラゴンボールを集めた方がいいのでは…」 そんなような話をいくらか続けた そのうち、悟飯も起きてきたので、 悟空「じゃ悟飯。父ちゃんはちょっと出掛けるから、おとなしくしてんだぞ」 そう告げると、悟空はどこかへ出掛けた しばらくは家の二階で勉強をしていたが、父の事が気になりだすと、勉強に手が着かなくなった サンチョが一階にいたままなので、二階の窓から抜け出す 念のために書き置きを机の上に残しておく 悟飯は幼いながらも頭が回る キョロキョロしながら表へ …大丈夫、気付かれてる様子はない 悟飯は駆け出した 目もろくに開けずに …となるといずれは、 ドンッ!! と、ぶつかってしまうワケだ *「いたたたたた…」 悟飯「ご、ごめんなさい。よそ見してて走ってて…」
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