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悟空「…かもな」
サンチョ「…長年苦労して見つけだした伝説の剣も抜けずじまいで、結局は突き刺さってた岩ごと持って来てしまいましたものね」
悟空「やっぱ勇者じゃねえといけねえみてえだな…」
カップで顔を隠すようにして、悟空は一気に茶を飲み干した
悟空「――とりあえず岩削んの、またやってみる」
サンチョ「――、悟空どの。やはりドラゴンボールを集めた方がいいのでは…」
そんなような話をいくらか続けた
そのうち、悟飯も起きてきたので、
悟空「じゃ悟飯。父ちゃんはちょっと出掛けるから、おとなしくしてんだぞ」
そう告げると、悟空はどこかへ出掛けた
しばらくは家の二階で勉強をしていたが、父の事が気になりだすと、勉強に手が着かなくなった
サンチョが一階にいたままなので、二階の窓から抜け出す
念のために書き置きを机の上に残しておく
悟飯は幼いながらも頭が回る
キョロキョロしながら表へ
…大丈夫、気付かれてる様子はない
悟飯は駆け出した
目もろくに開けずに
…となるといずれは、
ドンッ!!
と、ぶつかってしまうワケだ
*「いたたたたた…」
悟飯「ご、ごめんなさい。よそ見してて走ってて…」
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