第1話 サンタローズの村

11/26
前へ
/146ページ
次へ
*「なんだ?ガキ共」 男が一人だけいた 男「ここはお前らが遊ぶようなトコじゃねえぞ。ケガしねえ内にとっとと帰れ」 洞窟内は何かの作業場に見えた 男は黙々と石をハンマーで叩いている ガーンガーンという音が洞窟内に鳴り響く これでは確かに洞窟の外ではできないだろう 男「…おい、ガキ共。ここに入ってきたって事は、探検しようとしてたのか?」 タケシ「――そうです」 男「ならちっと頼まれてくれねえか。オレの師匠が石取りに行ったんだけど、どーも帰りが遅いんだ」 悟飯「それって洞窟?」 男「もちろんだ。この村にある川の反対側の端の洞窟だ。様子見に行ってくれっか」 タケシ「うん!」 悟飯「ハイ!」 男「はっはっは。頼もしい返事だ。じゃあ頼んだぞ。――ああ、一応モンスターもいるからな。気をつけろよ」 二人「はあーい」 楽しそうに駆けて行く悟飯とタケシ 川を渡るための橋を見つけ、一気に渡る そういえば、父である悟空に肩車されて渡った橋とは場所が違う気がする この村には複数の、少なくとも二つの橋があるようだ 橋を渡ってすぐに真っ直ぐには行けなくなったので、二手に分かれる事にした
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加