序章 とある昔話

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勇者達が魔王達を倒して数百年後―― 現代から100年あまり前―― ある都市に巨大な魔物が現れ、暴れ回っていた が――、 *「ふっ。…『こおるせかい』。砕けろ」 空に浮かぶ金髪の少女が長い呪文を唱えた後に、指を鳴らしてその言葉を発した するとたちまち巨大な魔物は凍りつき、大きな音をたてながら崩れていった *「おお、すげえな!また腕上げたなー。キティ!」 キティ「その名前で呼ぶなと!!復活してしまう前にとっとと封印せんか!バカシュガール!」 バカシュガール「へいへい」 バカシュガールなる人物はどこからか電子ジャーを出して蓋を開け、身構えてこう言った バカシュガール「………んんっ!『魔封波』!!」 どこからか渦が現れ、巨大な魔物を乗せ、電子ジャーに入っていった 魔物と渦が全て入ったところで電子ジャーの蓋を閉め、何か文字の書かれた札を貼り付けた バカシュガール「よーし、一丁上がり!これで100年、運がよけりゃプラス50年くらいは大丈夫だな」 キティ?「…なら、とっととルドルフのジジイに伝えるぞ」 シュガール「ああ。――ところでよ、見かけが年取った男はキティ…じゃなかった、エヴァにとっちゃみんなジジイなのか?亀仙人もジジイだったしな」
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