序章 とある昔話

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エヴァ「見た目がジジイだからジジイと呼んでいるのだ。それ以外に理由などないわ」 シュガール「まー、いいや。『扉[ゲート]』やってくれよ」 シュガールは電子ジャーを担いでいる エヴァこと、エヴァンジェリンは、影から影へ移動できるのだ それを、『扉[ゲート]』と呼んでいる エヴァ「何で私が。貴様は貴様で行け」 エヴァは自身の影に吸い込まれるようにして消えていった バカシュガール「つれねえな~」 そんなバカシュガールに黒い靄みたいなのが近寄って来た バカシュガール「…………?なんだこれは…??」 それは何やらうごめいている とりあえず敵意はなさそうだが… *「キイィ~~イイィ…」 バカシュガール「…鳴き声、か?」 だが、ここでじっと観察してる訳にもいかない バカシュガール「悪いが先を急ぐのでな。オレは行くぞ。何か用があるんなら、サラボナの一番デカい家まで来てくれ。あと、できたら人語を喋れるようになってくれ。じゃな!」 次の瞬間にはバカシュガールの姿は消えていた サラボナ、ルドルフの屋敷内―― *「ウワアアアアッ…」 エヴァ「はっはっはっ。やはりこの移動方法は驚かせられるな!」 エヴァの『扉[ゲート]』は影から影へと移動するモノだ
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