序章 とある昔話

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しかもエヴァは演出なのか、わざわざゾンビのように出ている 初めて見たら、誰でも驚くだろう バカシュガール「あ~あ。やっぱ遅かったか」 屋敷の主であるルドルフは尻餅をついて喘いでいた エヴァ「ふん、やっと来たのか」 バカシュガール「だからと言って、依頼主を尻餅つかす理由にはならんだろうがよ」 二人は巨大な魔物ブオーンを無事に電子ジャーに封印した事をルドルフに報告し、それを渡した ルドルフ「何はともあれ、二人ともよくやってくれた!感謝してもしきれんわ!」 バカシュガール「そーゆー風に理解してくれるのはホントに助かるぜ」 エヴァもバカシュガールもいつの間にか屋敷に侵入しているのだ 魔法が使えない人からみれば、大抵は気味悪がれる事だろう ルドルフ「――して、報酬は本当にいらんのか?」 エヴァ「ふんっ。血が欲しいと言っても無理だろうしな!」 バカシュガール「悪いですね。連れの口が悪くて。自分も人の事言えないですが。報酬はホントにいらないです。ただ、強いヤツと戦いたいだけなので――」 そこに―― *「キイィィィ~…」 バカシュガール「お、さっきの靄か。追って来たのか」 エヴァ「なんだそれは」
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