第3話

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「出来たー。」 「…出来た。」 (良かった。出来た。) 萌が作ったクッキーは抹茶と紅茶。 紅羽が作ったクッキーはチョコ。 二人は出来上がった事を嬉しそうにしていた。 「お、うまそー。紅羽。失敗したの恋人にやるなよー?」 その匂いに釣られ、やってきた夜叉は蒼空と似たような事を言って笑った。 「あぅ。うっさい!」 (何で皆そう意地悪言うんだよー。あぅ…。) 失敗したのが恥ずかしいのか顔が赤い紅羽。 「うー良いもん。もっと練習するし!」 (…アイツにはもっとマシなの作りたいじゃん!むぅ…。頑張るもん。) 最後にはいじけたような感じになる紅羽に夜叉と萌が可愛いと思ったのは言うまでもない。 その後、皆でテーブルにつくと、利乃と利希夜が入れた紅茶を飲みながらクッキーを食べた。 皆に好評だった事で紅羽が安心したのは言うまでもないだろう。 終。
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