第4話

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夜叉と蒼空、利乃、利希夜はリビングにある机を囲んで麻雀をしていた。 因みに夜叉は18歳、蒼空は14歳、利乃と利希夜は17歳の双子だ。 …もはや子供のする遊びではない。 「あ、それポンや。」 利乃は夜叉にポンをし、着々と手札を完成させていた。 既に東の牌を揃えた為、利乃は好きなように集めていた。 これで四回目である対戦。 一番点数を稼いだ人が、最下位の人に好きな事を一つして貰えるというルールで始めたため皆、目付きが違う。 (あー。くそっ。揃わねぇ!!) そんな中、蒼空は自分の手札が揃わない事にイライラしていた。 (もう少しで上がりですね。) 利希夜は笑顔で牌を揃えながら、上がり牌が出ることを待っていた。 それに対して、夜叉は無表情で手札を揃えていくため、周りから見たら読めない。 三回までの対戦で、一位は利乃、僅かな差で夜叉、利希夜、蒼空と続いている。 因みに親は蒼空だ。
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