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第1章 約束
雨が降る.あの日は
物が風で飛ばされ
雷がなり.まるで
嵐のような日だった。
「 雨…止まないね… 」
当時7歳だった相澤夏生は
幼なじみの瀬川優哉と
夏生の家で遊んでいた。
「 夏ちゃん.雨の後には
あの空に虹が架かるんだよ 」
「 …にじ? 」
「 そぅ.虹。雨が降れば
降るほど綺麗な虹が
架かるんだよ 」
「 本当に!? 」
「 うん。だから雨が降っても
元気に遊ぼう 」
━━━遊び疲れた2人は
夕方まで眠ってしまった。
「 ん…あっ雨止んでる。 」
優哉がふと外を見た。
「 あっ!!夏ちゃん!起きて! 」
優哉の叫び声で
バッと夏生が起きた。
「 どおしたの?? 」
「 見て! 」
首をかしげる夏生に
優哉は外を指差した。
「 わあ… 」
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