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―――台所。
「なんだか右目が痛いです。レイラたん…ゴミでも入ったんでしょうか?眼鏡外してみます」
カチャ……
「空にぃ~、俺のいいところ知らな……あー!!」
振り返った兄貴は眼鏡を外していた。
さっきと目つきが明らかに違う。
「そんな格好で、どうしたんだ?…海」
そう言って、俺の体を舐めるように見る。
Yシャツのボタンをとめていない為、肌の露出面積が多い…これはマズい。
「べ、別に?…ていうか、
なんで眼鏡はずしてんの?」
「ああ、目にゴミが入ってな…ちょっと見てくれないか?」
兄貴が一歩、詰め寄る。
顔が目の前まで近づく…
「右目なんだけど…」
「え…な、何もないけど」
「まばたきすると痛いんだ、
もっとちゃんと見て…」
息がぶつかる程の距離。
「んぅッ!?……ふ…ぁ…」
一瞬、何をされているのか分からなかった。
舌を絡めて、唇を吸われ、
息が苦しい程長いキス。
「…ふッ……んぅ……」
ダメだ…これ、反則すぎる。
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