えっ…何この世界⁉

朝起きたら…

否、洋館より、洋館風の下宿と言っておくよ。
でも、そっちの方があってるんだよね。
「此所は下宿ネ！今日から奈由が住む場所ヨ！」
…何かいいかも知れない…何か…ね。

「家具は？有るの？」
「あるヨ！でも此所のルールがあるノ。」
「どんなルール？」
「ご飯は交代制で作るヨ！」

…ふーん。別にご飯作れるからいっか。
しかも此所、明日の集合場所に凄く近いし。

「てか、リリス！あんた何処に住んでんの？」
「此所ヨ！ご飯作るの苦手ネ！怒られたワ」

リッリリス…頑張って…責めて料理だけは…頑張って！
もう、馬鹿って言わないからーっ！

「入るヨ！」
ｶﾞﾁｬ
私とリリスは洋館風下宿に入った。

…きっ綺麗
この下宿はそんなに派手では無いが、凄く綺麗だった。

「あっ美千留(ﾐﾁﾙ)！」
「ん、リリスか…で、誰だ？」
「私は奈由です。よろしくお願いします」
「奈由か…よろしくな。アタシはこの下宿を経営してる美千留だ。美千留って呼んでくれ」

「あっはぃ美千留さん。」
不思議な人…
美千留さんはスタイルが良くて髪の毛が少しだけ長かった。
私は、肩ぐらいまで伸びてて、
美千留さんはそれよりも少しだけ長い。
いいな。