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「…じゃぁ弾いてみてよ奈由」
「そうだよ弾いてみて！…えとぉ…」
「こらっ早苗！奈由だよ！覚えなさい」
「あっごめんなさい奈由ちゃん、そしてありがとう千佳ぁ」
名前、覚えられるのかな？早苗は…
てか、ちゃん付けしなくていいよね、苦手だから…
「奈由ちゃん、弾いてみてぇ！」
てか早苗って喋り方に特徴あるよな。
「奈由ちゃん！」
「んっあっあぁ…わかった」
何か適当ってかアニソン弾いてやったよ！
だって私は根っからの腐女子だもん！
「アニソンじゃん！奈由はウチと一緒の腐女子？」
一緒？何っ仲間？
「えっあっうん！」
「そうなんだ！じゃぁ今度一緒に二次元行こうよ！」
二次元だと？！是非行ってみたいもんだ！
でもな、行けんの？
「えっ…行けんの？行けなくね？」
「行けるよ！なら明日行かない？」
明日か…てか、あれじゃん！元の世界に戻れるのかな？
「うーん、てかこの世界に来たら元の世界に戻れるの？」
「えっ…戻れないことは…」
「戻れるの？」
「…うん。ある事をしなくちゃならないの…」
「ある…事？」
「うん、凄く辛いかも知れない…」
「辛い？」
「まず、この世界に一ヶ月いるの。」
「一ヶ月居ないとどうなるの？」
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