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実は今日も彼を巡りすったもんだがあり、私の頭の中はグシャグシャなのです。
だいたいが彼の紹介もしていない。もしかしたら彼は数日後には私の息子になっているかもしれない。
こんな事が現実にある事が驚きである。家族は家族と考えていたから。他人が入ってきて家族を形成するのは予想外なのだ。
うちの息子が連れて来た食事を与えられない彼。弁当を作ってあげた彼。お母さんが落ち着いたらご飯をもらえるはずだった。お父さんがあと一月と言ったが、一月過ぎた。そろそろと言う気配もないのだ。
今日主人が彼のお父さんに 「食事だけはあげてくれ」と電話したが、うちの方針でと断られた。今夜、わが家は彼がきつく叱られていないか、このまま家に閉じ込められないかヤキモキしている。明日、大会だから弁当を作る約束をしている。彼が好きなミートボールと私の愛情がこもった卵焼きが入った弁当は作れるか。朝彼がいたら作る。私は大嫌いな弁当作りも苦ではなくなっているのだから、彼に来て持って行って欲しい。彼のお母さんが作ってくれたら、私の弁当は私の子に押し付ければいい。長い夜が続いている。少しビール煽って寝る。
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