STAGE1-ゼオンシルト帝国にて-

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道行くところに、行商風の男が露天に果物や野菜、 また何やらよくわからない仏像のようなものを並べて商売している姿があった。 ジュエリー・ブランドという宝石店の前には、 なんと、50人近い客が並んでいる。 宝石のことには詳しくないので、 そこまでして買う価値はないだろうという概念が頭を駆け巡る。 まったく、最近の若者の考えはよくわからない。 自分も今年で20歳……世間一般では若いのだろうけど、 今時の流行についていくことはできないな。 「おぉっ!? やっと着いたみたいだぜ!!!」
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