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真紀は授業中、朋の事で頭がいっぱいだった。
もっと頼ってほしいと思っていた…。
(目の前に苦しんでいる人がいるのに見ないフリをするなんて…っ!そんなのあたしは嫌だっ!)
『もうやめなよあんた達!こんなのただのいじめじゃん、みんなもなんで止めないの!?』
ビクッ…
クラスの人達は真紀の言葉に少しためらった。
しかしすぐにまた滝が…
「なんなのよあんた、いつもいつも。転入生は黙ってなさいよ」
『黙ってられるか!!』
「言ったでしょ?これはゲームなの。つまらない同情なんてしないことね」
『同情なんかじゃない!東さんはあたしの友達だよ!!』
すると、朋が口を開いた
「佐倉…さん」
「ふん…、友達ねぇ。ならあんたが身代わりやりなよ。そうしたら朋は解放してあげる」
『!!!!』
「なによ、できないの?何が友情よ、笑わせないでよね。」
真紀は泣きそうになったが…歯を悔い縛り…
『いいよ…!やってやる!それでこんなくだらないゲームやめさせてみせるよ!』
と言った
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