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そう言った青年の前に
つかつかッ
一番小さい女の子が進み出て
「ごめーとー!」
桃色の声を出しながら、いきなり青年の首に腕を回し抱き付いた。
「ち…ちょっと!?」
「あー!?」
「ざけんなー!?」
三者三様の声が上がる。
ミニな女の子はそんな声をものともせず、これでもかと青年の赤く染まった頬に自分の頬を擦り付けてくる。
「んが!?ち…ちょっと?モミジちゃん?」
「えへへ~
ツバキちゃんはアタシのぉ~も~の~」
少しズレた音程でそう宣言した最年少は絡めた腕をするっと放すと、
くるっと優雅に回って
ポスっと青年の胡座の上に座った。
「「あ~!!??」」
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