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｢ばーちゃん!!｣
｢あらあら忠くん、そんな走ったらコケるでぇ｣
｢なぁなぁばーちゃん、この写真に写ってるの誰??｣
｢‥まぁ、懐かしい写真や。これはなぁ、ばーちゃんやねんで?｣
｢ホンマに!?めっちゃ可愛いなぁ!｣
｢せやろ??｣
孫の忠義は
目を輝かせて写真を見ている。
｢じゃあこの人は?｣
忠義が指差したのは…
｢…それはなぁ…じーちゃんやで‥?｣
｢じーちゃん‥?うわぁ、カッコええー!!｣
｢あはは(笑)ホンマに、めっちゃカッコええ人やったんよ?｣
｢そうなんや!見たかったなぁ｣
ホンマに…
見せてあげたかった。
私がこの世で1番愛していた
この世で1番素晴らしい人を…―。
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