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「杏ー!はよ起きやぁ!」
「…んーっ…ねむ…」
お母さんの声で目が覚めた。
高校生にもなって親に起こしてもらうなんて
どーやろ?って感じやけど
私は機械(目覚ましとか‥)じゃ起きられへんみたいやから。
「うわっ、遅刻やぁっ;」
私はすぐに身仕度を終えて玄関に出た。
「ちょっと、あんた傘は?」
「傘っ?何で傘?外こんなに晴れてんのに」
「でも天気予報が‥」
「もう時間ないっ。行って来ます!」
私は焦って家を出た。
今日も
何かいいことあるとええな。
そんなこと考えながら学校へ走った。
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