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いつもと変わらない道を小走りに進んで行くと
前に誰かが歩いてた。
「‥あ!大倉くん!」
「‥?あ、高橋さんや。おはよ~」
「おはよう!てか何で傘持ってるん?」
2回目やけど‥
こんなに晴れてんのに‥!
「さ~、何かオカンが雨降るとか何とか‥」
「あ!それ私も言われた!でもどうも雨降るとは思われへんから置いて来てん」
「そうなん?じゃあ降らんのかな~」
大倉くんて
ホンマ、マイペースやなぁ。
そういや大倉くんの真剣な顔見たことないかも。
結構、大倉くんに好意は抱いてたりするんやけどね。
「そっかぁ。あ、私遅刻してまう;これ以上遅刻したら内申悪なるっ」
「内申アカンの?」
「分からんけど‥成績は確実悪いから‥;じゃあ行くねっ」
このまま大倉くんと喋っていたいところやけど‥
これ以上成績下げるワケにはいかないため
私は大倉くんに別れを告げて学校まで走った。
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