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ドーナッツが好きです。
ミスタードーナッツのエンゼルフレンチやチョコファッションは幼少の折から何度食べたかわかりませんし、クリスピードーナッツを食べるため無闇に長い行列に並んだりもしました。
そして最近のお気に入りが、このはらドーナッツです。
ついさっき道を歩きながら食べたので、お話したくなりました。なにか日記のような様相を呈していますが、自分が楽しいので是とします。楽しいことはよいことだと信じています。
京都には、新京極と寺町という非常ににぎやかなアーケードの通りが並んでいますが、そのひとつ隣にあるのが御幸通りです。
寺町通りからひとつそれるだけで、そこはずいぶん落ち着いた雰囲気に変わります。
この通りにはお洒落な感じの洋服屋さんや美容室などが並んでいるのですが、ふらふらと歩いていると「はらドーナッツ」と書かれたかわいらしい看板が現れます。
はらドーナッツは白いごく簡単なお店で、飲食のためのスペースなどはなく、ドーナッツの並んだカウンターだけがその全てです。奥にはドーナッツを作っている様子が見えています。
カウンターのガラスケースの中には、さとうきびや何やら色々なバリエーションのドーナッツが並んでいます(さっきはさとうきびを食べました。他はちょっと失念してしまいました)。
色々なドーナッツがありますが、どれにも共通しているのが、その優しい甘さです。
はらドーナッツは、決して派手な味ではありません。えも言われぬ美味しさ!などという表現はあまり適切ではありません。
「あ、おいし」
といった感じです。
柔らかすぎず、また堅すぎないドーナッツを一噛みすると、口の中にはじんわりと甘みが広がります。それがなんとも優しい味なのです。
また、はらドーナッツの特筆すべき点は、その後味と言えるでしょう。
食べ終えた後にも、その柔らかな甘みが残ります。ちょっとしばらくは他のものを口に入れるのはためらわれるくらいです。
出来立ての温かいはらドーナッツはなお美味しいので、ややはしたないかもしれませんが、歩きながら食べることをおすすめします。
はらドーナッツはチェーン展開しているので、京都以外でも食べられるようです。
是非一度ご賞味ください。
先ほど道ばたでアイリッシュトラッドを演奏する三人組(ひとりは飛び入りだったそうです)を見かけました。
とてもいい日曜の夜です。という、今日の日記でした。
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