僕は死にたいから屋上から飛び降りる。
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フェンスへと一歩また一歩とゆっくりとしかし確実に歩みを進める。 風は追い風だった。 「本当に今日は自殺日和だな。」 しかし、神様は優しいものだ。飽きたという理由だけでこの世を去ろうとしている僕でさえも見放さない。 そう、飽きてしまったのだ。 不幸で絶望した。とか、そんな正当な理由ではなくただ飽きただけ。 いや、もう一つ理由があった。 死後の世界に興味があった。 好奇心。
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