船の中の財宝

朝っぱらからだれだよ
そんなことを思いながら確認するとディスプレイには素敵な素敵な大泥棒石丸小唄という名前が写っていた。
明らかにめんどくさそうな事に巻き込まれそうになる事は目に見えていたが僕はそれを無視すると後々怖い目に合う事を知っているので嫌々ながら出ることにした。
まぁ、長いものには巻かれろというし…
「はい、もしもし」
「あっ、やっと出ましたわねﾃﾞｨｱﾌﾚﾝﾄﾞ淑女から電話があるときはﾜﾝｺｰﾙで出るのが十全ですわよ。よく覚えておくことです」
「はぁ…すいません。で、なんでしょうか？