12.友達の存在

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グラスに入っているビールを一気に飲むと、翔子が心配そうに私を見ている事に気付いた。 翔「…柚、そんなに心配?」 私はとっさにわからないふりをする。 柚『なにが?』 翔「とぼけなくて良いって。   浩平の事心配してんの位わか   ってるし、どうせ柚姫の事だ   から"私のせいかも"とか考え   てるんでしょ!?」 柚『…翔子にはお見通しってわけ   か(笑)   うん、めっちゃ心配。   少なからず柚姫にも責任ある   しね…。』 翔「ねぇ、柚姫は浩平と付き合う   気は更々ないの?」 柚『…浩平は大切な友達。   それ以上でもそれ以下でもな   いよ!?』 翔「…そっか。」 優「そうなんすか!?   俺はてっきり付き合ってんの   かと思ってました。」 翔「…まわりから見たらそう見え   るもんね(笑)」 柚『そんな事…ないよ。』 優「いやいや!!   なんかお互いがお互いを支え   合ってて、俺には理想のカッ   プルだったんすけど!!」 翔「翔子達は!?」 優「翔子さんと瑠嘉さんはなんて   言うか…「兄と妹って感じな   んだろ!?(笑)」 翔「瑠嘉!!」 瑠「休みとれたぜ♪」 翔「てか兄と妹って何!?」
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