12.友達の存在

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女の子の腕を捕む浩平に、なだめ様としている瑠嘉、キレて今にでも手を出しそうな翔子、そしてオロオロとする他ホスト。 私は一度深呼吸をした。 柚『…何か勘違いしてません?』 苦笑いをしながら女の子に言う。 未「はぁ!?   この期に及んで逃げようって   いうの!?」 柚『いやいや(笑)   後ろめたい事も何もないのに   何で逃げなきゃいけないんで   すか?』 未「はぁ?   バックレてんじゃねぇよ!!」 浩「柚、もう良いから黙って!?」 瑠「そうだよ。   俺達でなんとかするし!!」 柚『そうやるから未来ちゃん?が   怒ってるんじゃないの!?   ハッキリ教えれば良いじゃな   い。』 浩「いやいや!!   お客さん同士で絡むのは駄目   だからさ…。」 未「浩平は黙ってて!!」 翔「柚、こんなん相手にする事な   いって!!」 柚『いいから。   …もう少し落ち着いて話しま   せん!?』 私はそう言って煙草に火をつけると、浩平の太客をソファーに座らせた。
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