12.友達の存在

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柚『さっきも言ったけど、なにか   勘違いなさってません?』 未「は?勘違い?」 柚『えぇ(笑)   私達って初対面ですよね!?   でもあなたは私と浩平の間柄   を疑ってる。   それは何故ですか?』 未「そりゃああんな所見せられた   ら誰でもあんたと浩平が付き   合ってるって思うでしょ。」 柚『あんな所?』 未「2人で同じマンションから出   てきて、同伴で出勤よ!!   一体あんた何なの!?」 あー…やっぱり見られてたんだ。 柚『えっ…   浩平に聞いてないんですか?   私達、ただの幼馴染みなだけ   なんですけど。』 未「表面上は…でしょう?」 柚『いえ、私彼氏いますし。』 未「もし仮にそうだとしても、あ   んたと浩平が何もないって証   拠はないじゃない。」 柚『じゃあ、裏を返せば私と浩平   に何かあるって証拠も根拠も   ないですよね?』 未「あんた生意気…」 柚『別にどう思われ様が構わない   んですけど、私だってあなた   と同じでお金を払って"客"と   してきてるんで、いい加減、   浩平を席につけてもらいたい   んですよね。』 未「は?」 柚『だって私やあなた以外にも浩   平のお客さん、今店にいるん   ですよ?   安いお金じゃない事はあなた   が1番わかっているんじゃな   いですか!?』
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