12.友達の存在

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昔からこうだった。 何か問題があって解決する度に問題を起こした客の担当である4人の内の誰かの奢りでシャンパンを開ける。 だからシャンパンを入れた事によって浩平にも"解決した"って伝わるはず。 まぁ、何も知らないふりをして戻ってくるのがうちらの中の"当たり前"なんだけど。 それから5分もしない内に浩平が戻ってくる。 浩「おい!!   俺の払いでシャンパンって何   だよ!!」 瑠「いやぁ~(笑)   ここにいる全員が浩平のせい   で嫌な思いしたから、皆で腹   いせに呑もうかって話で盛り   上がっちゃってさ♪」 翔「たまには良いじゃん♪   ケチケチすると未来ちゃんに   嫌われちゃうよ?」 未「そんな////   嫌いになれるはずないよ!!」 柚『浩平モテモテじゃん♪』 優「浩平さん羨ましいっす!!」 浩「んで、言い出したのは瑠嘉な   んだろ?」 瑠「正解っ♪」 浩「はぁぁあ…   今日だけだからな?」 柚『流石っ(笑)   って事でシャンパン呑みます   かぁ!!』 浩「ちょっと待て!!   1本だけだからな!?」 翔「えーっ   ケチケチすんなょ!!」 浩「いや、ケチの問題とかじゃね   ぇだろ!!   お前逹呑んだら止まらねぇか   ら最初から決めとかないと後   でえらい事になるし!!」 未「浩平、シャンパン未来が出す   から良いよ?(笑)」 浩「は?   てかなんでこいつらとこんな   に馴染んでるわけ!?」 未「浩平ごめん!!   未来めっちゃ勘違いしてた。   浩平の言葉じゃなくてホスラ   ブ信じてた!!   迷惑かけたから許してくれな   いかもしれないけど…   でもやっぱり謝ってはおきた   いから。」 浩「別に怒ってなんかないよ?   ただ…かなり驚きはしたけど   ね(苦笑)」 未「浩平~(涙)」 浩「ほら、もう良いから(笑)   シャンパンもきたし、今夜は   楽しく呑もう?」 未「うんっ//」 そうしてばか騒ぎをしながら結局開けたシャンパン10本。 その内1本は浩平の奢りで9本は未来ちゃんの奢り。 未来ちゃんが何の仕事をしているかは聞かなかったけど、私は最後に名刺を渡して遊びにおいでと誘った。
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