13.決断と揺れ

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時間は刻一刻と過ぎ、20時10分前 カランカラン… 店のドアが開いた。 立っていたのは真莉。 「ゆ…ぅき…」 『…久しぶり。』 俺は平然を装いつつも素っ気ない態度をとってしまった。 「…ん。  久しぶりだね。」 『…。』 「…。」 『…少し痩せた?』 「あっ…うん。」 『そっか。  今からレッスンだろ?  頑張れよ?』 「うん、あり…とう。」 そう言って真莉は2階にあるレッスン室へと向かった。 何を話して良いかすらわからず、俺は真莉がレッスン室に行く様に話を持っていった。
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