13.決断と揺れ

7/13
前へ
/267ページ
次へ
「案外、久登さんって冷たいんで  すね?」 そう言ってスタッフルームへと入っていく田上さん。 俺は仲が良い奴以外とは馴れ合うつもりはない。 しかし、真莉には冷たい態度をとった覚えはない。 確かに何か言いたそうにしていたが、そもそも真莉は今からレッスンなんだ。 そんな折り入って話す事もできないし、だいたい距離を置いているのに一体何を話せ…と? それよりも、 田上さんは一体誰の味方なんだ?
/267ページ

最初のコメントを投稿しよう!

167人が本棚に入れています
本棚に追加