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世界を毒し潤すお前の存在を
己惚れと自己満足に凝り固まっている
世界を覆いつくす光が大地を焦がし
尊厳の失墜の果てに欲望が横たわる
お前を見つめている
皆がお前の存在を知っている
空は何のために泣いている
私は何のために泣いている
世界の終わりを嘆くのか
私は何に怯えているのだろうか
変革という滅亡へと進みいく様を
何も出来ずに過ぎ去らせるだけで
空は毒を振り撒き続ける
これが望んだことなのか
無想の果てに行き着いた理想郷
世界の終わりを眺めているだけの
空は死ぬのを待っている
鍵を閉めて心に留めろ
世界から目を閉じ失意に沈むお前に
何をさせろというのか
偶像の先まで歩み続けて
気取った奴らの行進を眺めるだけだ
何時から赤く染まり穢れた大地を踏みしめる
誰もが光を望みながら
誰もが光を奪い取り
世界は全てを捨て去り始めた
この報いは誰に向けられた
お前は今も変わらずにずっと居続ける
お前は昔から心を壊して世界を眺めている
この果てに何を望む
世界は終わりを告げるその先に
空は死に絶えることを夢見ているのか
何時もと同じように世界を包み隠す
この空は何時から毒され壊れていったのか
私の泣き声にお前の泣き声が
世界の全てを覆いつくし世界を壊す
今日もまた空は泣き
私は泣いていた
空は世界を覆い隠している
変わることなく腐りながら
空は世界を覆いつくしている
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