3人が本棚に入れています
本棚に追加
「殿。野良犬どもはいまこの『烏の領』へと向かっています。」
「もしやお主、手を出したか!?」
「いえ、奴らは何も知らないまま来ているようです。烏殿、奴らは私に任せて貰えませぬか?」
「お主に?いや、まだ駄目だ。兵を出す。それで駄目ならお主に頼むとしよう。」
そういうと烏は部屋を出る。
「かしこまりました。」
「神谷……。あとどれくらい歩くんだよ……。」
「もう……目の前よ……。」
「疲れすぎて千里眼使えてねぇんじゃねぇか……?」
「殴り飛ばすわよ……バカ犬……。」
最初のコメントを投稿しよう!