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ちなみに朝は別々だ。
え?なんでかって?
だって朝まで一緒に学校行ったら、周りのやつらが俺と小梅が付き合ってるって本当に誤解するだろ。
俺は遅刻ぎりぎりに行くから、朝は会わねーしな。
そもそも俺はパッツンパッツンのおかっぱ頭したこんなダサい女が彼女なんてごめんだ。
制服の下もんぺにしたら、まるで戦時中の女学生じゃねぇか。
こんなやつが彼女だったらみんなの笑い者もいいところだ。
俺がほしい彼女はこんなダサいやつじゃなくて、もっと可愛くてみんなが羨むような……
「真君?おーい、真君」
気付いたら小梅が俺の顔の前でヒラヒラと手を振っていた。
「うお!?な、なんだよ」
「あ、ごめん。なんか真君ボーっとしてたから」
「ちょっと考え事してただけだよ」
「考え事?真君なにか悩みでもあるの?」
「いや、別に悩みじゃないけど……」
俺は言葉に詰まった。
まさか、今の今まで、お前のダサさについて考えていたなんてことは、さすがに言えない。
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