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父親は大学の教授、母親は私立高校の教員で毎朝7時には家を出発する。
だからといって、朝早くに起きようとも思わない。
小学生の時は、早起きをして、家族揃って朝食を食べていたが、中学生にもなると一人で朝食を食べる事が多くなった。
現在俺は県立の普通な高校に通い、普通の生活を送っている。
両親が教師だからといって、子供まで頭がいいわけではない。自分がいい例だと時々思う。
ルックスも成績も中の上、特別秀でるものは何もない。
靴を履き、学校へ歩き出す。
自分の家から学校まで徒歩で15分くらいで着いてしまうので、逆につまらない。
毎日同じ道を歩き、いつも通り学校を終え、家に帰る。
こんな変化のない1日を傑は過ごしていた。
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