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「今日は"恋人の日"何だってさ」
そう目の前に居る少年は云った
キスから始まるX×X
「で?」
「で?じゃないよ、僕達恋人でしょ?やっぱり抱き合うだけじゃなくてそれ以上の事もしなくちゃいけないんだと思う」
溜め息が出る。何をいきなり云うんだか…
だが確かにお互い抱き合うだけで何もしないのは事実、少年は抱き合うだけじゃなく、それ以上を求めてる
少し考えて、目の前に居る少年を抱き締める
唸り声が聴こえるのは気の所為にして、俺は少年に自分を重ねる
突然過ぎた所為か俺の腕の中に居る少年は驚愕の余り、硬直していて…、余りの可愛さに少し深く口付けた
暫くして、ゆっくり離せば少年は顔を自分の目に負けない位真っ赤にさせて、走っていった
「……少しはやり過ぎたか…?」
俺は苦笑しながら真っ赤になって走って逃げた少年を追い掛けた
「…キスより先は、まだ早いな」
fin.
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