始まりは突然に

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「実際凛はその程度だから仕方ないんじゃないかな♪」 火に油を注ぐような発言をいきなり言い放ったのは氷室雪。こちらも同じく誰もが認めるような美少女…短めの金髪ツインテールにやや低めの身長と柔らかな瞳で愛嬌のある笑顔。そして何より特筆すべきは重量感のある胸であろう。二重の意味で柔らかい雰囲気を持っている。 「胸にしか栄養のいかない馬鹿は喋るだけで馬鹿が分かるから黙っていてくれないかしら」 凛は全く笑ってない笑顔でそう答える。 「貧乳のひがみってどうして栄養方面なのかなぁ♪中の上程度の学力はあるから全く問題ないよ♪」 「黙りなさい脂肪の塊」 「絶壁さん何か言いましたっ?♪」 「その脂肪…燃やしてあげるわ!」 怒りのオーラが見えるようだ。いつものパターンだとこの後のセリフは決まっている。 「現出せよ、劫火炎舞!」 そう、能力で憂さを晴らすのだ。
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