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近藤「華恋くんの容態はどうだ」
土方「ああ、やけどは痕は残らないらしい。俺のせいだな」
近藤「最近、島原に通っていたのと何か関係あるのか」
土方「ああ」
俺は近藤さんにこれまでの事を話した。
近藤「そうか、まあ、そんなとこだろうと思ってたが」
土方「すまねえ」
近藤「俺に謝られてもな・・これから、どうするか歳が思う通りにしたらいい。自分の気持ちに蓋をしてもお互い良いことないんじゃないか、それに一人の女も守れねえ奴が武士だの何だの言えねえと思うがな俺は」
近藤さんの言葉が胸に突き刺さる
俺は近藤さんの部屋を出て華恋の部屋に戻った
額から汗が滴っている
水に濡らした手拭いで汗を拭いていく
華恋の手を握る
夢を見ているのか魘されているようだ
あれから、三日の日が経つが華恋は目を覚まさない
医者の話では特に異常がある訳ではないとのことだ
ただ、寝ているだけ
こいつはどれだけ寝ていなかったんだ。
もしかして、俺が島原に通いだしてから寝てなかったのか
華恋が目を覚ましたのはそれから四日後だった。
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