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目を開けると、手に温もりが伝わってくる。
身体を横に向けると土方さんの寝顔がある
今はどういう状況だろう
寝ている土方さんの顔を見ると、目の下に隈があるのが解る
ああ、迷惑かけてしまったんだと思った。
あれから、どれくらい経っているのだろう
そっと身体を起こそうとしてみるが力が入らずそのまま布団へと倒れこむ
土方「んっ・・・」
土方さんと目が合う
ガバッ
土方「華恋・・・・」
華恋「すみません、ご迷惑おかけして」
もう一度身体を起こそうと試みる
土方「無理するな、七日間も寝ていたんだ」
そっと私の腰に手を回し起きるのを手伝ってくれた
華恋「ありがとうございます」
土方「医者を呼びに行かせる。」
そう言って土方さんは部屋を出て行った
華恋「七日間・・・・」
寝ていた部屋は土方さんの部屋だ。
あの日見た光景が思い出される
ズキンッ
痛い
私は布団に横になり心の臓に手を当てる
暫くして、襖が開き土方さんが入ってきた。
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