第四幕

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土方「今、医者を呼びに行かせたからもう少し休んでろ」 華恋「もう、大丈夫です。」 身体を起こし立ち上がろうとするが足に痛みが走る 華恋「イタッ」 土方「立つな、火傷してるんだぞ」 ああ、そうだった 土方「一の処置のおかげで痕は残らねえそうだ」 華恋「そうですか、土方さん私はもう大丈夫です。隊務に戻られて下さい。」 土方さんが居ると胸が苦しい 土方「仕事は大丈夫だ。医者が帰ったら話がある」 華恋「解りました」 迷惑かけてしまったから此処には居られないかな あの黒い影の所には行きたくないけど、もう、これ以上此処に居てはいけないのかもしれない 私のこの能力はこの先きっと争いを招く 父や母にもこんな能力があったのだろうか 二人の死の原因はこの能力のせいじゃないだろうか お医者さんが来るまでの間色んなことを考えていた そんな私を土方さんが見ていたなんて知らなかった。 暫くして、隊士の誰かが呼んできてくれた医者が到着した それから、火傷の消毒をされたり、こうなった経緯などをいろいろ聞かれた 横で土方さんがずっと聞いていたから本当の事は言えなかった。 医師「とにかく寝不足と栄養不足で体力が落ちてるから、まずは、食事をしっかり摂って体力が戻るまでは安静にしておくことだ。最低でもあと二、三日は安静が必要だな」 そう言うと先生は帰って行った。 土方さんは先生を見送りし、戻ってきた 気まずい 私の横に腰を下ろし 土方「身体はきつくないか」 華恋「はい、でも少しだけ疲れました」 土方「そうか、あとで、食事を運ばせる、それまで休んでろ」 華恋「はい」 そう言うと土方さんは部屋から出て行った。
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