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土方「華恋、俺、いや此処に居る浪士組の目標は功績をあげて武士になることだ。その為には人も斬るし、俺は鬼にでもなる。もちろん、さっきも言ったようにお前の力も利用する。」
こくりと頷く
土方「これから先危ない任務もあるだろう。俺の傍に居る限りお前の身も危なくなる。それでも俺の傍にいる自信はあるか」
顔を上げ土方さんを見る
土方「いや、そうじゃねえな。お前の事はどんなことがあっても必ず俺が守る。だから、俺の女になれ」
次から次に涙が溢れる
華恋「はい」
土方「泣くな、女の涙は苦手なんだよ」
華恋「ヒクッ・・はい」
涙を止めようと試みるが止まらない
土方「はぁ・・」
大きなため息が聞こえ
抱き締められた腕が緩められ離れる
そして
華恋「んっ・・んんんっ」
唇を塞がれる
息が出来ない
呼吸をしようと口を開けると舌が・・・
華恋「んんっ////////」
土方「鼻で呼吸しろ」
そんな事言われても初めての事で頭がついていかない
やがて唇は離れ
土方「止まったな・・・クスッ」
口角を上げからかうように見つめられる
華恋「なっ・・・」
土方「お子様には刺激が強かったか」
華恋「からかわないで下さい」
土方「悪かった」
グイッ
再び抱き締められ
土方「華恋、明日からお前も隊士達と一緒に稽古しろ」
華恋「えっ」
土方「お前には俺の小姓を中心的に熟してもらおうと考えてる。さっきのお前の書いた紙を見る限りこの浪士組内に間者がいると言うことだろ」
こくりと頷く
土方「いざという時の為の稽古だ、お前に人を斬らせようとは思ってねえ、あくまでも自身を守るためだ」
華恋「解りました。ありがとうございます。でも、女中の仕事は今まで通り熟します。」
そうでないと、隊士の皆さんの負担が大きくなる
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