…─涙─…

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…─涙─…

君の胸の痛みは 君にしかわからない それなのに私は今 わかったような顔してる きっと実際じゃ その涙のなかの 100分の1すらも わかっていないのに 私の願いが叶うなら 君の感情の中の苦しみを。 脆い望みも儚い願いも全部私が叶えてあげられるのに。 「消えたい」と言った 君の気持ちの全てを 私に解ることはできない ただ…『代われたら』 なんて思うほどに 答えは逃げていくばかりで。 人を傷つけるのが怖いって 君はそんな 自分さえ嫌って もう誰も傷つけたくない その答えが今君を苦しめる 人は皆誰かを傷付けずに 生きれるほど 器用じゃないのに……。 守りたいともがいて 私が並べた言葉は 綺麗ごとにしかすぎない だけど力になりたいと 思う悔しさの 胸の痛みは 偽物なんかじゃないの。 もう無理しなくていい 甘えとか迷惑とか 私の前では要らない言葉 時にはすがりついて 弱さを見せることだって 強さなんだよ。 どんな苦しみも 私は受け止める気でいるから。 「消えたい」と言った 君の気持ちの全てを 私に解ることはできない ただ…『代われたら』 なんて思うほどに ほら 私の目にも 君と同じ涙 君の澄んだ綺麗な瞳も 私の安らぐ優しげな声も 私なんかに微笑む君も 君の全てが好きだから 君を苦しめるものを取り除いてあげるから… 君はそこで笑っていて…。
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