後悔

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「お願いしますっ。 どうしても新撰組に入りたいんですっ。」 門の前で頭を下げる、一見少年と見間違う格好をした少女。 「椿 美緒」『つばき みお』 門番の隊士は、彼女が女だと気付いていない。 「だから今隊士募集はしてないんだよ。 次の機会にまた出直してくれ。」 同じ台詞を幾度となく繰り返し、さすがに苛立ち始めているのが口調の厳しさから彼女にも伝わった。 だが引き下がる気は毛頭無く、もう一度嘆願する。 「お願いしま…。」 「いい加減にしろっ。 何度も同じ事を言わせるなっ。」 そんな彼女に、門番はとうとう声を荒げた。
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