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「ん…神谷、さ…」
現在の状況。
僕はベッドに身体を預けている小野君に覆い被さり、キスをしている。
―こうなったのは今から1時間ほど前…。
今日は休日と言う事で、小野君と遊ぼうと考えていた。
その矢先、珍しく弱々しい声の小野君から電話が来たのだ。
『神谷さぁん…熱が…。この世が終わりそぅなくらいダルい…』
なにやらよく分からんが体調を崩したらしい。
僕は急いで小野君の家に向かった。
「小野くーん?開けるよー?」
小野君の家に着き、なかなか返事が無いので玄関のドアノブを回すとカチャ、と言う軽い音がしてドアが開いた。
―おいおい、無防備だな。
呆れながらリビングまで行く。
そこにはただでさえ色白な肌がさらに青ざめた小野君がソファーに横になっていた。
「おま…布団で寝ろよ…。」
「ん…はい…。」
僕の声に上の空といった様子の小野君。
高熱に浮かされてるな…。
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