Я たまには左側で。

2/7
前へ
/204ページ
次へ
「ん…神谷、さ…」 現在の状況。 僕はベッドに身体を預けている小野君に覆い被さり、キスをしている。 ―こうなったのは今から1時間ほど前…。 今日は休日と言う事で、小野君と遊ぼうと考えていた。 その矢先、珍しく弱々しい声の小野君から電話が来たのだ。 『神谷さぁん…熱が…。この世が終わりそぅなくらいダルい…』 なにやらよく分からんが体調を崩したらしい。 僕は急いで小野君の家に向かった。 「小野くーん?開けるよー?」 小野君の家に着き、なかなか返事が無いので玄関のドアノブを回すとカチャ、と言う軽い音がしてドアが開いた。 ―おいおい、無防備だな。 呆れながらリビングまで行く。 そこにはただでさえ色白な肌がさらに青ざめた小野君がソファーに横になっていた。 「おま…布団で寝ろよ…。」 「ん…はい…。」 僕の声に上の空といった様子の小野君。 高熱に浮かされてるな…。
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

348人が本棚に入れています
本棚に追加