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聴覚障害センター。
親のおかげで、言語訓練センターに入ることになった私。
これも全く憶えていないが、初めての面接の時、全く物怖じせず、キョロキョロして歩き回ったらしい…。
それを見た先生が「この子は、将来有望ですよ」と笑っていたらしい。
今でも、この先生に会うと、その時の話をしてくる。
恥ずかしいから、やめて欲しい…。
今では、もう齡80位で、先生を辞め、相談役に徹していると言っていた。
ここでは、言語訓練をするため、言語療法士や福祉の指導員が勤めていて、年齢毎に教室が開かれている。
大体2歳児から5歳児までの教室がある。
今では、名前が変わったらしいが、建物は昔と変わっていない。
そんな中、同級生が6人いた。
とても真面目なSちゃん、神経質なK君、おおらかなKちゃん、何を考えているか分からないKちゃん、わんぱくなS君、そして悪友のTちゃん。
教室が毎日あったため、ほぼ一緒にいたメンバー。
実は、先日、男性陣を除いた、女子会で皆と再会した。
男性陣と悪友のTちゃんと真面目なSちゃんを除く全員が結婚していた。
当時は、皆で走り回ったり、遠足したり、イベントをしたり。
親も一緒になって楽しんでいた。
が、私が一番苦手だったのが、発声の練習だった。
先生が苦手だったのか、逃げ回って、母に引きずられて、延々と発声の練習をする羽目になっていた。
今思えば、これが一番重要な訓練で、後々役に立つものだった。
真面目にやらなかったツケが回ってきて、今でも発声が聞き取りにくいと言われてしまっている。
後悔先にたたず、とはまさにこの事…。
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