はじめに。

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聴覚障害というものは、一つのカテゴリーには入らないのです。 まず、先天性。 生まれつき、聴覚障害者であるということ。 原因は今でも解明できないのが殆どである。 次に、後天性。 元々は聴こえていたが、病気や事故の後遺症で聴力を失った場合のことを言う。 俗に言う、中途失聴者のことである。 次に、難聴にも、二つのケースに分類されるものがある。 感音性難聴。 これは、今でも治療不可能と言われている。 何故なら、音を脳に伝えるための神経が切れているのが原因だと思われており、今のところ、それを繋ぎ直す方法が見つかっていないからだ。 次に、伝音性難聴。 これは、比較的治癒が見込める場合がある。 鼓膜や三半規管に何らかの障害がある場合が多いので、手術等で聴力が戻る場合もある。 私は、先天性感音性難聴という障害にあたる。 もちろん、原因は不明のままである。
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