プロローグ

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  「っぐ……くそっ」  苦しそうに脇腹を押さえながら室内に入ってくる男。  男の手からは赤い液体が流れ落ちてポタポタと床に染み渡る。  「っ……!何で、こんな事に……………」  足が動かなくなり倒れ込む男。苦し気に、しかし悲しそうに男は涙を流していた。  「こんな運命……変えて、や…………る………」  その言葉を最後に男は息を引き取った。
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