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「君が今日から四号室に暮らす綾坂拓哉君だね?」
アパートの敷地に入ると俺を待っていたのか、どことなく雰囲気がほんわかした三十代の男性。
拓哉「はい!今日から暮らす事になった綾坂拓哉です!
宜しくお願いします」
豪「宜しく、私は岸本豪(きしぬまごう)
このアパートの大家だよ、敬語なんて堅苦しくしないで気軽に話して構わないからね」
優しい笑みを浮かべて話す豪さんは手を差し伸べて握手を求めた。俺も釣られて笑ってしまい、その手を受け取れば握手をする。
拓哉「宜しく!豪さん」
豪「じゃあ取り敢えず、君の部屋に案内するよ
安アパートだけど結構中は綺麗なんだよ」
拓哉「そんな安アパートなんて…全然そんな風には見えないッスよ!」
誰だ安アパートだとか言っていたやつは!
こんないい人が大家だとは、結構いい所かもしれないなここは
俺と豪さんは階段を上り、今日から住む四号室に向かった。
豪さんから聞いた話ではこのアパートは三階建てで、一ニ号室まである。
それと、俺が住む部屋は一つだけ開かない部屋があるらしい。まぁ住めるだけマシなんだからごちゃごちゃ文句は言わないでおいた。
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