1001人が本棚に入れています
本棚に追加
/134ページ
「う゛っ…」
急に気分が悪くなった。
吐き気がする。
ドクドクとうるさい心臓の音が、更に僕を追い込んでいく。
「…っは…あ」
苦しい…
ただの吐き気じゃない…!!
体の中の魂が抜けていくような…
それも、スウッと抜けるのではなくて
お腹の辺りで暴れ回り、上へ、上へ
根こそぎ吐きだしそうな…勢い。
「うあぁああ゛ぁっ…」
何が
起こっ…て…
意識が遠のく中、僕の視界にあったのは、眠っている様に死んだ僕だった。
最初のコメントを投稿しよう!